コーヒー・紅茶・緑茶などに含まれるカフェインが「お腹の赤ちゃんや乳児に良くない」ということをよく耳にしますが、妊娠中の方や授乳中の方は、「これにはカフェイン入ってるのかな?」と思ったり、「飲んで(食べて)いいのかな?」と迷ったりすることもあるでしょう。
ここではその一般的な飲み物に含まれるカフェインが胎児・乳児に与える影響についてお話します。

妊娠中・授乳中のカフェイン

カフェインが胎児・赤ちゃんに与える影響

  • 妊娠中の場合、カフェインを摂取すると、胎盤を通じて母親と同じカフェイン濃度でお腹の赤ちゃんに届きます。
  • 授乳中は、興奮作用で赤ちゃんがいらいらしたり、情緒不安定になることもあるそうです。
  • 授乳中には、カフェイン摂取後30分程度で母親の体内蓄積量が最高値に達すると言われ、その摂取したカフェインの、0.06~1.5%が母乳を通じて赤ちゃんに移行すると言われています。

  • 興奮作用(利尿作用・不眠・心臓の動機が強くなる)
  • 赤ちゃんはカフェインを分解して排出する代謝能力が大人に比べて低い(乳児では約80時間必要とも言われています。)ので、長時間蓄積しやすいです。そのため、赤ちゃんの体内にはカフェインが蓄積しやすく、その影響にも注意が必要です。カフェインが原因で落ち着きのない、いらいらしやすい子供になりやすくなるとも言われています。

  • 母親が食事で摂取た鉄・亜鉛・カルシウムなどの吸収を妨げます。
  • 食事の前後1時間位は飲まないようにすると影響も少なくなると言われています。

カフェインの摂取量の目安

何mg摂取するといけないというような具体的な基準はありませんが、1日のカフェインの摂取量は、コーヒーで3杯程度までなら影響がないと言われています。

カフェイン量としては約300mg位です。

1日にコーヒーを8杯以上飲む妊婦には妊娠の継続に大きな悪影響がある可能性があると言われています。カフェイン量では800mgで、乳児突然死症候群の発症率が、通常の妊婦より5倍位高くなるとも言われています。

これが絶対ではありませんが、気になる方は、受診中の産科・婦人科医にご相談されてみると良いでしょう。